2018年6月10日
 第15回 富士ヒルクライム リベンジ参加レポート

 

リベルタスクラブはスピードの遅い人や

体力に自信の無い人向けのゆるいクラブです。

なので、キツいヒルクライムなんてイベントは

基本的には行きません。

 

3年前まではね、、。

 

 

富士ヒルクライムに去年、初挑戦しました。

勾配はゆるやかなので、完走率も99%とか、、?

 

確かに完走は出来たけど、余力を残し過ぎてのゴールだったので

タイム的には納得できませんでした。

 

で、もう1年しっかり修業して

今度こそ、一生の思い出にふさわしいタイムを出そうと計画。

大出はこの1年間、頑張ってみたのでした。

 

 

リベルタスクラブからの参加者

 

菊地さん、岸さん、小原さん、谷津さん、髙橋さん、

渡辺さん、田崎さん、永井さん、松本旦那、松本奥さん、

近沢さん、浅井さん、福野さん、そして撮影係:大出。

以上15名です。

 

カントウバスグループと個人に分かれて行動します。

大出と共に前日入りし、試走もする「カントウバスグループ」は

大原さん、菊地さん、岸さんの合計4名。

当日の朝(深夜)までに現地入りして駐車場で仮眠する「当日入りグループ」は

谷津さん、髙橋さん、渡辺さんの合計3名。

前日入りして各自で受付を済ませ家族でホテルに宿泊したり、

道の駅などで仮眠(車内泊)する「前日入りグループ」が、その他のメンバーです。

 

前日入りするなら、もうちょっとまとまって行けば効率的なのですが

そこは各自の事情もあるので強制はしません。

ただ、高額な参加費と交通費をかけて、

ベストな結果を望むのであれば、前夜の休息は重要だと思うのです、、。

 

納得のいく成績を出すために、前夜は風呂に入って布団で寝ましょう!

せっかく富士まで来たのですから、ベストな状態で参加したいです。

カントウバスグループは昨年と同じ素泊まり¥4,000(税別)の旅館に

宿泊予約をしました。

 

今年も大出プランで富士ヒル試走を堪能

 

前日入りするカントウバスグループ4名は、

朝4時に宇都宮へ集合して

1台のハイエース(カントウバスと呼んでる)に同乗して移動しました。

 

 

4人と4台を載せたハイエースで、

鹿沼インターから高速道路で一気に河口湖インターまで行きます。

 

予定ではね、、。

なぜか、御殿場サービスエリアで休憩。

中央道に行くはずが、東名に乗っちゃったみたいです。

あ~、、。八王子のジャンクションでミスコースしたかも、、、。

 

慌てて次のインターで降りて、

須走口から河口湖インターへ戻りました。

大失敗。

 

予定よりちょっと遅れて到着。

県立富士北麓駐車場に到着したのが8時過ぎ。

すでに数名のサイクリストが集まっています。

別行動ですが同じリベルタスクラブの近澤さんと田崎さんもいたので、ご挨拶しました。

 

自動車を停めて、

さっそく富士スバルラインの下見に向かいました。

 

前日に試走すると疲れが残るから心配?

 

いやいや、

タイムアタックするような激しい下見じゃなくて

路面状況や勾配を確認するための下見です。

軽く、のんびりと、流しておけば

緊張もほぐれるでしょう。

で、

1回の交通費で2回ヒルクライム出来れば、2倍お得でしょ。

 

早朝に試走を終えておけば、体力の回復時間もたっぷり残せますから

道路渋滞を避けるためにも早朝の現地到着が、大出プランなのです。

ここまでは去年と同じ(高速道路、間違えたけど)


試走後、そのまま受付に行こう!

 

何はともあれ、8時30分から試走開始。

 

今回の作戦は、

駐車場(県立富士北麓駐車場)から

大会会場(富士北麓公園)を素通りして

スタート位置とゴール地点(5合目)を確認してから下山。、

下山は大会会場で留め、

そこで受付と昼食とサイクルエキスポ(展示試乗会)を楽しみ、

3時くらいを目安に撤収、さらに下の駐車場まで戻る。

 

と、いった

試走 + 受付 + 昼食 + 展示見物(サイクルエキスポ)の

4つのミッションから成り立っています。

 

だから、試走時は下山用冬ウェアの他に、

受付票(代理分も)とかワイヤー錠とも持って登りました。

・・ちょっと荷物が多くて大変、、。

 

駐車場を出発する前に、

富士山をバックに記念撮影。

(県立富士北麓駐車場より)

去年もそうでしたが、今年もすごく天気の良い試走となりました。

カントウバス同乗の4名グループで、記念撮影です。

 

駐車場で会った田崎さんと近澤さんは先に試走へ行きました。

我々も後を追います。

 

スタート地点で道路左側にある距離表示(5合目まで24Km )を確認し、

その先の料金所で自転車通行料¥200をお支払い。

観光バスが多くて道路を渡るのが大変でした。

 

ここからは各自のペースで走る事になり、

4名がバラバラになります。

 

明日のレース中に撮影は出来ないので

今日の写真を多めに撮ろう。

 

撮影係@大出は後ろから

なるべく撮影しながら走りました。

 

菊地さんと前を行くのが岸さん。

二人はしばらくの区間、同じくらいのペースで走っていました。

 

小原さんは速いので、ペースが合いません。

それでもしばらくは4人一緒で走ってました。 

  

途中から小原さんが先行したので、

大出もついて行きました。

 

小原さん、荷物多すぎじゃないですか?

「一応、雨具も持ってきました」

 

たしかに天気予報ではあまり良くなかったので

用意するに越したことはないです。

それでも小原さん、速い。

流しているのは十分解るのですが、

同じペースで走ると回復できなそうなので

千切れながらもついて行きます。

 

大出は去年のタイムが1時間19分01秒だったので、

今年は1時間15分切り(シルバー)を狙っています。

しかし、15分切りのペースって、どんなものなのか?

 

あらかじめ調べておいた通過地点ごとの目標速度に合わせて

ちょっと走ってみます。

 

5㎞地点・目標速度19.6km/h。

無理じゃないけどキツイ。

 

10㎞地点・目標速度21.6km/h。

ヤバい。かなりヤバい。

このペースは最後まで持たない、、。

 

1年間、真面目にトレーニングしたつもりだったけど、

甘かったなぁ。

シルバー達成は難しい、と実感しました。

 

最後だけ頑張ってタイム短縮!

試走なので意味がないけど、、

 

五合目到着タイムは1時間33分32秒。

去年の試走タイムが1時間35分台だったので、

ちょっとだけ速くなってる。

 

ゆっくり流したり、逆走したり、止まったりしてもこのタイムなら

本番でも1時間30分以下でしょう。

しかし、1時間15分のペースは無理そうだったから、

良くて1時間17分、悪くて1時間23分、ってところでしょうか?

いずれにしても、ブロンズであることはほぼ確定です。

 

コース攻略のポイントは、10㎞地点手前のややキツイ勾配、

そして3つ目のスノーシェッドの先にあるゴール手前の坂。

 

去年もそうだったなぁ、、。

当たり前だけど。

 

ヒルクライムの正攻法は、

ゆっくりスタートで後半からペースアップ、なのですが

明日は元気なうちにタイムを稼いで後半は耐える作戦にしよう。

ちょっと無理する事になりそうだな、、。

  

 

大出のバイク

2015年型 キャノンデール スーパーシックスEVO HiMod-2

(シマノ9000系デュラエース仕様)

ホィール ライトウェイト マイレンシュタイン オーバーマイヤー

タイヤ  TUFO エリートJET チューブラー

サドル  セライタリア SLR Ti

ピラー  USE エイリアンカーボン 27.2Φ

ハンドル チネリ ネオモルフェ 400mm

ステム  KCNC 120mm

ペダル  Time I-Clic2

クランク キャノンデール ホログラムSiプロ 50×34

スプロケット アルテグラ 11~28

メーター キャットアイ ストラーダスリム

ボトルケージ OGKカーボン(1個)

実測重量 5.74kg

UCI規定レースなら完全にアウトです。 

 

 

5合目は曇り。

冷え込みます。

とりあえず冬用のジャージ、タイツ、ウインドブレーカーを重ね着して

身体の冷えを防ぎます。

 

5合目で近澤さんと合流。

 

 

他のメンバーの到着を待って、5合目のレストハウスへ。

名物の富士山メロンパンがお目当てです!

 

 

今日は中学生(?)の修学旅行団体が来ていたので

メロンパン購入の行列がすごかった、、。

 

まぁ、大出は去年も食べているので今年はパスしよう。

学生さんの行列には混ざらず、撮影係に専念します。

 

これが富士山メロンパン。

山肌の黄色い部分はメロンの香りが強いクッキー生地で、

山頂の茶色がチョコレートパウダー、白い雪はシュガーパウダーです。

 

類似品があるそうなのですが、

富士山メロンパンは、この5合目でないと買えません。

会話のネタとして、ぜひ一度は食べてみて下さい。

 

別行動中の田崎さんとも会えました。

今回、田崎さんは職場の仲間と参加しております。

 

 

5合目は寒かったので、すぐに撤収。

雲がかかったままで、5合目から山頂を見ることは出来ませんでした。

 


冬用のグローブはしなくても大丈夫かな、と思っていたけど

かなり我慢する事になり、後悔しました。

あなどってはいけない!

富士山の下山では、絶対に冬用グローブをしましょう!

 

5合目からの下り。

とにかく長いのです。

カーボンリムへのダメージが不安になります。

おまけに寒いのです。

 

料金所付近では晴れてました。

ああっ!山頂が見える!!

 

一瞬でしたが。


カメラの準備をしているうちに

ベスタタイミングを逃しました。

 

去年はこのまま駐車場へ戻って、

自動車で富士吉田へ昼食を食べに行ったのですが、

今年は違います!

ミッション2、大会会場にて受付を済ませるのです。

 

 

大会会場で富士ヒルを堪能する

12時30分。

富士北麓公園へ到着。

一般車両の駐車場は無いので、

歩くか、自転車か、無料送迎バスを使うしかないのです。

 

去年は送迎バスを使ってみたら、なかなかバスは来ないし、

来ても満車で次のバス、次のバスと待たされたので

今年は自転車で、試走帰りに寄ってしまおうと決めていました。

 

 

受付はゼッケン順に別れています。

あらかじめプリントアウトしておいた各自の大会インフォメーションを持参するか

自分の大会インフォメーションをスマホで表示して見せれば

受付てもらえます。

ゼッケンや記念品を受け取って、受付完了です。

 

今回は、谷津さん、高橋さん、渡辺さん、田村さんの4名から受付代行を頼まれていたので

それぞれのテントで受付しました。

渡辺さんの分は、菊地さんが同じテントなので代理受付してもらい、

その他の分は大出がテント巡りしました。

幸い、まだ空いていたのですんなりと終了。

 

受付テントをいくつかまわった中で、

たぶん、ここのテントのおねいさんが一番かわいかったと思う。

 

「写真?どうぞどうぞ!!この受付テントのナンバーワンですから!」

 

あ、やっぱり。

他のスタッフさんもそう思っていたみたい。

これにて、ミッション2完了!!

 

受付が終わったので、その奥で開催しているサイクルエキスポを見物。

今年は会場スペースが広いので

全部見て歩くのは大変かも。

 

Gokisoブースにて

隣ブースのYonexと組み合わせたロード。

まさに山神・森本さん仕様ですね、とか言っていたら

ホントに森本仕様なる展示車があって笑いました。

 

 

LOOKのブースにいたのは岡部さん。

去年は1時間15分で、あとちょっとでシルバーな実力者です。

ちなみにテント入口に引っかけられているのは

彼の愛車。もちろんLOOKです。

 

他にもジャイアントやトレック、スペシャライズドなども見てきました。

試乗車もあったけど、誰も試乗しなかったです。

 

お腹が空いてきたので昼食へ。

会場内に飲食ブースがあるので便利ですが、

ちょっと出店数が足りないのでは!?

 

すでに午後1時を過ぎているのに、

お客さんをさばききれていませんでした。

仕方がない、、。

どこを見ても行列が長いので、お肉屋さんブースに並びました。

 

地元の名物ブタらしいのですが、

期待しすぎちゃったのか、あまり変わらないような気が、、。

 

とりあえず、昼食を食べる目的は達成したので

ミッション3もクリアーです。

  

昼食後に、もうちょっと見物。

本部ステージ前のブースに、今回の全参加者氏名が張り出されていました。

どうやらこのポスター?は毎年公開されているみたいで、

自分の名前を記念撮影する人が多かったです。

 

大出の名前もありました。

ちなみに50音順で並んでおり、約100000名分あります。

  

振り返ると、ステージでは有名人が並んでご挨拶してました。

左から、絹代さん、山本さん 筧さん、日向さん、今中さん

 

絹代さんは自転車イベントでは欠かせないMCです。

山本さんはシエルブルー鹿屋の選手で、今回は選抜女子にて走ります。

中央の黄色いのは、かつて山岳賞を勝ち取りまくった天才クライマー筧吾郎さん。

おとなりの日向涼子さんはモデルでもあり、サイクリストでもあります。

右端の今中さんは、確か日本人で初のジロデイタリア&ツールドフランス(Wツール)参加者。

 

絹代さんがリードする女子トークも面白そうですが

今中さんと筧さんによるかつての大御所トークも気になります。

どんな内容を話していたのかなぁ、、。

 

そのステージの脇で、ペドロ・デルガドを発見。

 

先日もオルベア展示会(業者向け)で見かけたけど、

こうしてご本人に会えるとは、、、感激です。

 

しかし、会話(スペイン語)が全然出来ないので

ただただ遠巻きに見ているだけなのでした。

 

その後、会場レイアウトを、実際に歩いてチェック。

山頂荷物の預け場所から始まって、

各自の招集場所や

その近くのトイレなどを確認しておきます。

これで、明日は迷子にならず

安心してスタートに望めます!

 

疲れたので、そろそろ買い物して宿へチェックインしよう。

すべてのミッション、これにて遂行完了。

大会メイン会場から撤収です。

 

県立富士北麓駐車場で荷物を積み込み、

富士吉田のスーパーへお買い物に行きました。

 

今日の宿は素泊まりなので

ここで晩ごはんと翌日の朝ごはんを確保。

 

湖畔の旅館

 

去年もお世話になった河口湖畔の「網元旅館」に

今年もお世話になります。

 

なんと、素泊まり¥4,000(税別)の割に、部屋が広い(12畳)! 

しかも河口湖東側湖畔なので、富士急ハイランドはすぐそば!

そんなに条件が良いのに、宿泊費が安いのは

建物が古いのと、部屋から富士山が見えないからだと思う。

レースに参加するだけなら、全く問題無いのです。 

 

今年はカントウバスメンバー4名と、合流した橋本さんの5名で宿泊です。

早朝の出発ゆえ、先払いでチェックイン。

  

部屋でちょっとだけゆっくりして、

ジャージにゼッケン付けたり、明日の天気を調べてみたり、、。

窓から見える河口湖大橋と夕日がキレイ。

なんか、得した気分。

  

大浴場でのんびりと湯につかり、部屋で晩ごはんを食べて

ちょっと早いけど寝る。

 

6時間は寝られそうだ。

では、おやすみなさい。

 

大会当日

 

朝2時起床。

設定しておいたアラームより早く起きてしまったので

とりあえずはアラームを切っておく。

 

デジカメのバッテリーが切れてる。

昨日、撮り過ぎたのか?

ともかく、今日はケイタイのカメラしか使えないみたい。

 

ちょっと早いけど、朝食を食べてチェックアウト。

まだ3時前なのに、網元旅館の親父さんが見送ってくれた。

ありがとうございます。

お世話になりました。

 

近所のコンビニへ移動。

前日受付に行けなかった参加者たちと待ち合わせて

ここで参加受理書を渡しました。

 

3時。

駐車場開場は4時からなのですが、去年は3時30分で駐車場が開いていたので

どうかな~と思いつつも指定の駐車場へ行ってみました。

 

なんと!もう開いてる!!

先客が6台あり、7番目の到着となりました。

時間があるからしっかり準備できそうです。

 

 

当日入りした谷津さんと高橋さんは申込代行で参加してます。

さっきコンビニで渡した受理書から、ゼッケンなど取り出して装備してます。

 

その間に大出はマッサージオイルで保温してから、

ローラーで約20分間アップ。

ローギアで、おそらくケイデンス100rpmくらいで5分くらい回したあと

1段づつ重くしながら徐々に心拍を上げて、10秒もがいてクールダウン。

これを2回繰り返し。

 

今更だけど、

ちょっと足りなかったかもしれない。

 

メンバー全員の出走準備が整ったので、

メイン大会会場へ移動します。

 

メイン会場までの登り坂も、ちょうど良い感じ。

十分アップ出来てた、と思ったけど、

このあとスタートまで2時間近く待つので

やはりちょっと不足していたかなと思います。

 

メイン会場へ到着。

後ろに見えるコンビに、下山用荷物を入れます。

預け荷物の収集時間は、午前4時30分から6時までなので

これに間に合わないと、とても悲惨です。

 

 

 

大出は軽量化のため、デジカメ(今回はケイタイ)さえ山頂送りの荷物にいれたので、

ここからゴールまでのレポート画像はありません。


山頂荷物を預けたら、招集場所へ移動です。

しかし、大出の集合場所(第4ウェーブ)は、吹き曝しの駐車場なので

とっても寒い!!

まだ2時間もあるので、場所取りに自転車を置いて

大会本部のある建物内にてしばらく避難。

 

6時ころに駐車場へ戻ってみる。

リベルタスクラブのメンバーと談話していたら

たまたま通りかかった主催者カメラマンから撮影を受けました。

あの動画はどこで使われるのか、、、?

そのままボツになっているかも。

 

スタート時刻が近づき、

第4ウェーブ参加者が招集地点からスタート地点まで移動。

そのわずかな移動距離で、なるべく集団の前方に上がって

スタートは前から2列目まで前進。

 

序盤はゆっくり走って体力を温存し、

後半からペースアップするのがヒルクライムの定石。

 

しかし、

今回はすでに1時間15分切りの可能性がほぼ無いので

真逆の作戦となるけど

スタートから体力の続く限り先頭付近を固守し続け、

少しづつ何度も千切られつつも、ベストを狙う

消耗戦を選択したのでした。

 

7時10分スタート。

最前列の2名(同じジャージ)が飛び出す。

さらに、ひとりが前にいるけど、彼は先頭を追わない。

あの2人は速すぎるので、オーバーペースを恐れたのでしょう。

意図せず4番手となった大出も、3番目の選手と共に後続が追いつくのを待ちます。

 

胎内交差点を左折して、いよいよ計測スタート。

予定通り集団に飲み込まれつつ、

メーターのストップウォッチをスタートさせる。

 

ついて行けないペースじゃないな。

先頭集団の最後尾にしばらくついて様子を伺う。

前にいた小径車の参加者が辛そうに呼吸している。

アップが足りなかったのか、

オーバーペースなのか。

自分の呼吸を整えてみると、まだ行けそう。

 

17分で5㎞地点を通過。

1時間15分完走ペースの予定タイムより、1分近く速い。

完全にオーバーペースだ!!

 

しかし、周囲の参加者はペースを落とさない。

たぶん、それだけの実力者ばかりなのだろう。

このペースじゃ、まずい!

でも、1分の「貯金」が出来たので

ツラくなってから多少休憩してもイケるかな、、?

 

10㎞地点をボロボロになりながら通過。

残念な事に、ここまでで貯金の1分は使い切ってしまった。

少し借金が出来てしまったくらい。

作戦通り8㎞地点でのエネルギー補給はしたものの

間に合わなかった。

早々に先頭集団から千切れ、いくつかの小集団にもついて行けず、

集団でなく、個人の後ろで牽いてもらって

何とか走っている状況。ツラい。

 

15㎞地点では、目標より2分近い遅れ。

あと残り9㎞を計画通りのハイスピードで走ったところで

2分遅れじゃ、1時間17分。

後半追い上げの作戦を取った人なら、ここからが本番ってところなんだろうけど、

消耗戦を選んだ大出は、もう手が無い。

シルバーは確実に消えたのでした。

 

後方から、速い集団が抜いて行く。

このセオリー通りの追い上げ作戦の集団の中に

岡部さんがいた。

 

岡部さんは大出に気が付いているのか、いないのか、

ちょっとペースダウンして前を並走している。

 


大出と一緒のペースでは、1時間17分を超えてしまう。

彼は1時間15分切りを狙える実力者なので、

さっさと行ってもらわないと!!

  

「岡部さん、先に行ってください!」

 

聞こえたのかなぁ、、。

その後、岡部さんは加速して見えなくなりました。

 

ふと気が付けば、去年とほぼ同じタイム。

違いは、去年より脚が残っていない事。

  

スノーシェッドを通過する平地区間は

前にいた2名にずっと牽いてもらって

3番目のスノーシェッドまでは、何とかついて行く。

タイムは去年とほぼ同じか、もうちょっと速いか、、、。

ちょっと、残念。

 

さらに残念な事に、

いちばん最後の坂で、ついに脚が動かなくなってしまいました、、。

 

これ、去年と全く同じトラブルじゃないか~!!!

 

停まるような速度でダンシング。

踏み込めないから加速しない。

去年よりもスピードが遅い!!

 

非常に悔しいゴール。

スタッフの「お疲れ様でした」の声で

さらに後悔が増幅する、、。

  

メーターで見たゴールタイムは、1時間19分30秒近かった。

多少の計測ズレがあっても、5秒は変わらないから

去年の自分に負けたのを確信。

 

実際のゴールタイムは1時間19分37秒。年代別順位86位。

 

教訓

ヒルクライムの定石は、ゆっくりスタート&後半追いこみ です。

ベストタイムを狙うのに、一発逆転の奇襲はありません。

 

山頂では預け荷物を受け渡しています。

この受け渡し場所も、昨日の試走時に確認済みなので

余裕をもって自分の荷物を回収しました。

ここからケイタイも回収したので画像が復活です。

 

5合目ゴール地点の様子。


 

まだ雨は降っていませんでした。

預け荷物に入れておいた防寒着を着て、

長い下りに備えます。

 

もう来年は来ないと思うので

ちょっと多めに5合目の雰囲気を楽しんでいたら

松本さんがゴールしてきました。

 

 

目標タイムの90分を切ったので、

見事、ブロンズ達成です!

おめでとうございます!

 

 

ゴール直後の近澤さんとすれ違った。

ちょっと気が付くのが遅かったけど、

大声で、近澤さん!!と呼んでみたら

右手を上げて答えてくれました。

 

お疲れ様でした。

 

 

 

下山グループはまとまって降りるので渋滞中。

その隣を選手がゴールに向かって走ってゆきます。

 

菊地さんを見つけたけど、写真撮影が間に合わず、、。

この後はチームメイトに会う事も無く、下山開始。

 

2合目までは曇りだったのですが

2合目から1合目にかけては雨でした。

下りは冬用装備だったので、幸い寒く無かったです。

 

料金所の手前はすでに雨が上がっていました。

メイン大会会場である富士北麓公園は

路面が濡れていなかったので

この辺はまったく降らなかったようです。

 

今年は完走証と記念品(ヘッドスペーサー)をその場で受け取ります。

大会会場の受付テントで自分のゼッケン番号を言えば、

すぐに渡してくれます。

 

 

その後、吉田うどんのブースで、参加者1杯無料の特典を受けました。

去年より硬い、、?

こんなもんだったかなぁ?

 

先に降りていた谷津さん達と合流。

その後、駐車場で解散。

 

去年はほうとうを食べて帰ったのですが、

そのせいか高速道路が渋滞する時間になってしまったので

今年は昼食を食べずに高速道路に乗って帰りました。

 

珍しく、渋滞に巻き込まれることも無く

スムーズに帰宅出来ました。

 

高速代とガソリン代は割り勘なので

とても安く、しかも運転交代で楽に行けました。

また、遠征する時はあいのりよろしくです。

 

次は、8月下旬のマウンテンサイクリングIN乗鞍です。

これも遠征なので、移動が大変です。