2018年8月26日
 第33回 マウンテンサイクリングin乗鞍 参加レポート

 

リベルタスクラブはスピードの遅い人や

体力に自信の無い人向けのゆるいクラブです。

なので、キツいヒルクライムなんてイベントは

基本的には行きません。

 

基本的にはね、、。

 

ヒルクライム競技にも真剣勝負型の「ガチレース」ばかりじゃなくて

観光も楽しむ参加体験型の「ゆるいレース」もあると知り

2015年の会津ヒルクライムから、

毎年、ゆるいヒルクライムに挑戦しています。

 

今回は乗鞍ヒルクライムに挑戦しました。

受付は前日限りなので、今回も宿泊です。

 

リベルタスクラブからの参加者

菊地さん、小原さん、松本さん、

谷津さん、髙橋さん、渡辺さん、

阿部さん、そして撮影係:大出。

以上8名です。

 

今回もグループ分けで現地入りします。

大出と共に前日入りし、

試走もする「カントウバスグループ」は

小原さん、阿部さん、菊地さん、大出。

 

前日入りするけれど、

別行動でご家族で宿泊されるのが

渡辺さんファミリーと松本さんご夫婦です。

 

当日の朝(深夜)までに現地入りの「当日入りグループ」は

谷津さん&髙橋さん。

受付は大出たち「カントウバスグループ」が代行しました。

 

納得のいく成績を出すために、

前夜は風呂に入って布団で寝たい!

しかし、今思えばこの大会は

レース本番よりも、

宿探しの方が大変だったのかも知れない。

 

会場となる乗鞍高原周辺の

安価なホテルや民宿は

レース申込時点ですでに満室でした。

 

しばらくはキャンセル待ちをしてみたのですが、

一向に空く気配なし、、。

 

ちょっと離れた白骨温泉にあったシェアハウスはエアコンが無く、

どうしようか迷っているうちに満室になってしまい、

結局は、

遠く離れた松本市街のホテルで宿泊となったのでした。

 

ホテルから会場までは、

自動車で1時間ほどかかります、、。

 

【反省】乗鞍に出るなら、まずは宿を押さえましょう!!

  

前日レポート(受付と試走とチェックイン)

 

カントウバスのグループは、前日入りです。

朝4時に宇都宮を出発しました。

 

東北自動車道から北関東自動車道を経由して、

8時に現地到着。

・・・・。

ここ八ヶ岳付近のみが、まさかの雨です。

しかも本降り。

8月なのに外は寒く、冷たい雨です。

 


大出の予定では、

午前中にコースを試走して、

午後の受付を済ませたら

松本市へ移動して宿へチェックインして

余った時間で松本市を見物をしよう、

と、思っていたのですが、

 

この雨での試走は無理っ!!

 

冷たい雨の中試走したら、

たぶん下りで身体が冷え切ってしまいます。

着替えたところで冷えたままでは、

体調を崩しかねません。

 

コースを下見出来ないのは残念ですが、

今回は、ぶっつけ本番で臨むことにしました。

 

※ハイエース内部。ロード4台と荷物をこんな感じで積んでます。 

 


駐車場で待機して、午後1時からの受付開始を待ちます。

運よく?午後から晴れたので、受付はスムーズでした。

ついでに会場内の出店ブースを見物して

ここからは予定通りホテルへ向かいました。

 

ホテルは松本城に近く、

観光には最適な場所でした。

 

まずはチェックインして、

受付でもらったゼッケンやパンフレットをチェック。

 

明日のレース準備を済ませてから、

食事の買い出しを兼ねて、

松本市見物に出かけました。

 

「明日は忘れ物をしないように、

 ハイエースの荷室に、レース用品を乗せておこう」 

 

その直後、

今回、最大のトラブルが発生。

 

ワゴン車の後部ハッチドアが

開けっぱなしなのを気が付かずに

松本城付近の駐車場まで

運転しちゃいました!!

 

ドア付近に置いたはずの

大出のレース用荷物が2個無くなってます!!

 

1個は受付でもらったゼッケンとタグなどが入っている袋で

もう1個は本番用ウェアセットと補給食が入った袋なのです。

 

ゼッケンとタグの入った袋だけでも見つからないと

明日は参加出来ません!!

 

「道路が渋滞しているから

 自動車で引き返したのでは、間に合わないかも知れない。」

  

自動車の運転は小原さんに代わってもらって

大出はワゴン車の荷室からロードを引っ張り出し、

来た道(約1km)を引き返したのでした。

 

初めての松本市見物はこんなトラブルで、

もう見物どころじゃありません。

いきなりの全力ダッシュ。

 

歩道をマジで走っていたら

突然呼び止められました。

  

「あ、大出さ~ん!!」

 

女性の声?

聞き間違えか?

初めての松本市で、知り合いはいないはず、、?

 

振り返ると、

松本市街を観光中の松本さんご夫妻がいました。

 

偶然にも、クラブメンバーと鉢合わせです。

 

現在のトラブル状況を手短に説明して、

解決したらまた連絡しますと、

松本ご夫妻とその場は別れたのでした。

 

ホテル付近、川岸の歩道で

一つめの袋を発見!

川に落ちてなくて良かった、、、。

 

参加者配布の荷物でした。

ゼッケンとタグは無事でした。

良かった!!

これさえあれば、明日は練習着でも参加できるぞ!!

 

次の交差点で、もう一つの袋も発見!

これは誰かが車道から歩道へ移動してくれたみたいで、

ガードレールのポールに引っかけられていました。

 

残念な事に自動車に踏まれてしまったようで

袋の中に入れておいたカフェイン飲料は、

缶が潰れて漏れていました。

補給のメイタンも1個が漏れてます。

幸い、ウェア類は無事でした。

 

回収した場所で小原さん達が来るのを待つよりも、

自走でホテルに戻った方が速いので

回収した2個の荷物を抱えて、ホテルへ戻りました。

 

無事にトラブルから脱出~!!

しかし、松本市見物の時間が、、、。

 

その分短くなっちゃいました。

同行参加のみなさん、ごめんなさい!!

 

気を取り直して、再度、松本城へ。

乗鞍ヒルクライム参加者は無料で観光できます。

 

 

松本城は慣れたスタッフが、観光客を案内してくれます。

 

「こちらが天守閣入場の最後尾です~!

 今なら40分待ちで見られますよ~!」

 

40分待機にもめげずに

せっかくなので、天守閣まで行きました。

 

松本城の天守閣までのルートは、、、

61度と急勾配なうえに狭い階段と、

大勢の観光客で

自分のラインを走れないジレンマを感じるコースでした。

あ、

やっと、ヒルクライムのレポートらしくなった、、?

 

松本城観光の後は、

松本名物「牛乳パン」探しです。

 

有名なのは、小松パン店です。

場所は、松本城のすぐそば!

南東側!

歩いていける、、、はず。

 

地図通りに歩いて行くと、

10分もかからずに到着しました。

 

が、お目当ての牛乳パンは売り切れ。

どうやら午前中に売り切れてしまうらしい、、。

夕方に来たのでは遅すぎました。

 

やむなく他のパンを購入。

大出は、見た事も無い巨大なシベリアを購入。

手に取ると、ずっしりと重い。

おそらくこのシベリアは、

アンカス比(餡子 対 カステラの比率)が高いのだろう。

カロリーも高そうだから、

これは明日の朝食にしよう。

 

小松パン屋を出てからも諦めきれず、

ホテル近所のスーパーで牛乳パンを探す、、。

 

あった!!

量産型・牛乳パン。

今夜の晩ごはんメニューに加えておく。

(牛乳パンは、パンに生クリームがサンドイッチされているだけで、

 これならパンよりカステラで挟んだ方が美味しいだろうと、

 ちょっとしたミスマッチに突っ込めるのでした。)

 

ホテルへ戻って、晩ごはん食べて

お風呂に入って寝る。

まだ時刻は20時だけれど、

2時起床の予定だから、これでも6時間睡眠なのだ。

 

おやすみなさい。

 

 

レース本番当日レポート(レース内容は簡略です)

朝2時起床。

着替えてホテルを出発します。

 

予定通り2時30分に、インター近くのコンビニで

当日組の谷津さん・高橋さんと合流しました。

 

「めずらしいご当地おにぎりがあります!」

 

ええええ~!

まさかコンビニにもご当地グルメがあるとは

気が付かなかった~!!

 

当日合流予定の渡辺さんは

ここには来ませんでした。

現地会場にて合流になりそうです。

 

乗鞍渋滞。

 

マウンテンヒルクライムin乗鞍の開催日に

押しかける参加者の自動車が

会場の駐車場に入りきれなくて、

数キロ手前から渋滞する現象、らしいです。

 

その乗鞍渋滞が始まる前に、駐車場入りしちゃえば

ウォーミングアップも出来るし、

準備も出来るし、

朝ごはんもゆっくり食べられるし、

なんと言っても、良い駐車スペースが確保できるはず!

 

乗鞍渋滞対策は良い事づくめなので、

早朝2時30分から移動してます。

おかげで3時30分に会場へ到着。

まだ駐車場には、ほとんど車がありませんでした。

 

とりあえず自動車を停めて、朝ごはんだ。

昨日買った小松パンの高アンカス比シベリアと

バナナを食べる。

 

レース当日の朝食は気を使ってます。

スタート時間を基準にして、

パン、おにぎりなど炭水化物の多い固形物は

3時間前までに食べて食事完了、

その後は1時間おきのエネルギーGELと果物のみ、、。

体重を増やしたくないので、

最低限のカロリーだけ食べておけばOK。

 

どれほど効果があるのか解りませんが、

自己満足で続けてます。

 

食事を終えたら

まだ空いているうちにトイレを済ませて、

アップを開始しました。

 

ローラーを30分ほど漕いでいるうちに

やっと渡辺さんが、駐車場へ到着。

受付でもらったゼッケンや計測タグを渡して

彼も準備完了。

大出もアップ終了です。

 

山頂への荷物預けの時刻になったので

そろそろ駐車場から移動です。

 

軽量化に徹底して、預けた荷物の内容は、

下山用ジャケット、タイツ、冬用グローブ、長袖ジャージ、

ゴール後の補給食、飲み物、

ゴール地点でお買い物するための財布、

万が一のためのパンク対策(スペアタイヤと携帯ポンプ)

さらに、

携帯電話 (わずかながらも軽量化のため)

デジカメ (そこまでやるか?でも、軽量化のため)

自動車のカギ (ゴールするまで車に戻らないでしょ?)

ともかく、軽量化のために

レース中に必要のない物は、全部預けてしまいました。

 

 

アップ不足を感じつつも、

まぁ、何とかなるだろうと、

いつもの、おきらくごくらく。

 

マウンテンヒルクライムin乗鞍のコースは

全長20.5km、

標高差1,260m、

平均勾配6.1%、

そしてゴール地点の標高は

国内舗装道路最高点の2720mです。

 

選手集合場所では、クラスごとに並びます。

ゼッケン番号順じゃなく、先着順です。

大出は、ちょっと出遅れたのでだいたい中間あたり。

 

レースがスタートする前に、

ちょっとでも前へ出ておこうと

集合場所からスタートラインまでの数百m移動の間に

コソコソ抜きあがって、

スタートラインから10列目くらいまで詰めました。

 

大出の前には、いつものOさんが並んでました。

富士ヒルでも負けたし、、

悔しいけど、なかなか彼には勝てません。

   

50代Fクラス、7時23分からスタート。

大出はゼッケン6655なので、

Oさんと同じFクラス第2ウェーブの

7時29分スタートでした。

 

Oさんに着いて行けるところまで行こう、

と、思っていたのですが、

この日のOさんは最初からペースが速かった、、。

 

大出の想定していた乗鞍攻略作戦とは違うので

今日は、彼のペースを気にせず

自分のペースで行こうと決意。

 

ハンドルに貼り付けたタイム表どおり、

最初の5Kmは19分以内にクリアー。

ペースは遅いくらいで、まだまだ脚は残っています。

 

ちょっとじれったいけど、

全くコースが解らない以上、

オーバーペースは禁物です。

 

レース後、自宅に帰ってから知ったのですが

この日の8時頃にキイロスズメバチが発生して

参加者が刺されたらしいのですが、、

その直前に、

大出はスズメバチ出現ポイントを通過していました。

 

次の10㎞も目標39分13秒のところ、たぶん38分台でクリアー。

相変わらず、ペースが遅くてじれったい。

Oさんは、どの辺まで登ったのだろうか?

 

序盤、ハイペースだった人たちが

徐々にペースを落とす中、

大出は作戦通りにじわじわと走ってます。

すでに抜かれるよりも、

抜く人数の方が多くなりました。

 

あらかじめYOUTUBEで見ていた

乗鞍コースのラストは、

森林限界を超えて、

見晴らしが良くなって、

緩やかなストレートの坂を登り切ったら左に折れて

ブラインドコーナーの先を

ちょこっと登ってゴールだった、はず。

 

この場所、似ているなぁ、、。

もしかしたら、このストレートの先の

左ブラインドコーナーを曲がれば、ゴールかな?

 

右側にもギャラリーがたくさんいるし!

「頑張れ~、あとちょっとだぞ~!」

たぶん、そうだ!

間違いない!

 

ありったけの力を込めてペダルを踏み、

ダンシングでさらに加速、

周囲の選手をゴボウ抜きして

左ブラインドコーナーを駆け抜ける、

短い登りを駆け上がれば、ゴールのはずだっ!!

 

しかし、そこには

あるはずのゴールが・・・無い。

 

コーナーの先に見えたのは、

まだまだ続く

ゆるくて長いストレート。

500m以上はあるだろうか?


その先は、またもブラインド左コーナー、、。

 

ストレートコースの右側には

道路を割くようにパイロンが並べられて

下山待ち参加者が並んでいます。

 

しまった!!

こっちがホンモノのゴール手前ストレートか!!

 

脚はさっきのダッシュで使い果たしてしまったので

歩くようなスピードしか出ません。

悔しいけれど、次々と抜かれて行きます。

 

「リベルタス!頑張れ!」

 

大出のジャージを見たHONDAの方から

声援をいただきました。

ありがとうございます!!

 

ほとんどゼロだったLIFEレベルゲージが、

ちょっとだけ上がった気がしました。

 

すでに内側広筋とふくらはぎは、

終わっちゃっているので、

腰を引いてハムストリングスで回すしかない!

 

カッコ悪いけど、

上体を揺さぶってハンドルを引きよせ、

体重で無理やりペダルを回して、

徐々にペースを上げます。

 

ラストのコーナー手前で

数人を抜き返してゴール。

 

想定タイムは1時間25分でしたが

結果は1時間20分52秒でした。

(一般男子Fクラス963人出走中74位)

 

やはり、知らないコースでの不利さを痛感しました。

 

リベルタスクラブで最も速かったのは

小原さん(一般男子Dクラス)。

彼も初参加ですが、

タイムは1時間18分23秒です。

 

リベルタスクラブは

結果よりも内容が優先!

タイムとか順位は、

気にしなくても良いです。

 

レース後(下山しつつ観光)

山頂ゴール地点では、

スタッフが下山を促していました。

 

山頂は狭いので、ゴールしたら早急に下山しないと

あふれてしまうのですね。

ちなみに富士5合目のような売店を期待していたのですが

な~んにもありませんでした。

お金を持って行っても無駄です。

 

 

 

良い景色をのんびり堪能したかったけど、

邪魔になってしまうより、

防寒着着て、補給食食べたら、

さっさと下山します。

 

下山はスタッフ引率のもと、集団でおります。

が、

運悪く、大出が下山場所へ着いた時には

下山集団が降りた直後で、

誰もいませんでした、、。

 

やむなく、ひとりでゆっくり降ります。

 

 

 

途中、景色の良い場所を見つけては

一息ついて写真撮影。

大出より、スタートの遅いクラスの参加者たちが、

まだまだ先の長いゴールを目指して走っています。

 

 

 


 


すれ違う競技者を応援しながら、

さっき自分が間違えたストレートで、

「あとちょっとでゴールだから!」

と、ウソを言ってみる。

・・・・・悪い奴です。

 

良いなぁ、まるでサイクリング気分だ。

 

三本滝の駐車場でウィンドブレーカーを脱いでいたら

小原さんに追い付かれました。

ここからは2人でダウンヒル。

 

追い付かれたと言う事は、

小原さんの方が速いはずです。

彼は大出にあわせてペースダウンしているので

ありがたかったです。

 

大会本部のある広場へ、無事に戻れました。

今日の完走証は、すぐに受け取れます。

さらに参加賞ももらって、計測チップを返却して

今日のレースは終了です。

お疲れ様でした。

 ちなみにスズメバチの事件について、何もアナウンスはありませんでした。

 

松本みやげ?

とりあえず、

メーカーブースで時間をつぶしたあと、駐車場へ移動。

まだ午前11時です。

ちょっと早いけど帰宅準備です。

 

午後から抽選会があるのは知っていますが、

これに参加すると帰り時刻が遅くなるし、

帰りの乗鞍渋滞にはまってしまう、と

くじ運の無い大出は、

抽選会ボイコット案を勧めたのでした。

 

その代わり、と、言ってはなんですが

松本名物のお土産を買っていこうと、提案。

 

帰り道に数件のくだもの屋さんをハシゴしたけど

これと言ったものは見つからず、、。

 

駄目もとで立ち寄った道の駅で

松本的なおみやげを購入し、

そこの食堂で、大出が楽しみにしていた山賊焼きと

リクエストのあった信州そばの

ローカルメニュー昼食にしたのでした。 

 

が!

一口、食べて思った。

 

本場の山賊焼きは、こんなもんじゃねぇ~!!

(信州そばだって、このレベルじゃねぇ~!!)

 

このお店は観光客向けなのか、

地元ポテンシャルが低かったのです。

ちょっと残念なローカルメニュー昼食に、

次回リベンジする事があれば、

アタリなお店を検索しておくぞ、と

心に決めたのでした。